さしま茶　飯田園　　～ 蛇池 ～

蛇池にある飯田園は、さしま茶の栽培・製造・販売までを一貫して行う、お茶農園(１７７８年創業)です。

園主・飯田耕平さんは、静岡県での勉強や修行を終えて就農しました。

研修中に日本茶インストラクターと手揉みの教師補の資格を取得した飯田さんは、全国手揉み茶競技大会で、最優秀賞を２度受賞した経歴の持ち主。

飯田さんの祖父の代あたりまでは、手揉みでの製法が主流でした。その後、機械製造が一般的になり、現在では手揉み製法は、専門的な知識や技術を学んだ有資格者でなければ本格的な味を作るのは難しいとされています。

健康志向の高まりもあって、日本茶が注目されているのは嬉しいことだと話す飯田さん。

利便性からペットボトルのお茶が普及し、手軽に飲むことが出来るようにもなりました。ただやはり、急須で淹れる日本茶を堪能してほしいというのが本音だそうです。

そこには、急須で淹れた日本茶でテーブルを囲んで、家族や仲間とホッとできる時間を大切にして欲しいという思いがありました。