母の味をめざして (投稿)千葉道子さん  ~境町大歩~

2017年12月10日 21:59

 

 秋の夕べ、実家の母が丹精した唐辛子を袋いっぱいいただき、「唐辛子の甘辛煮」を作りました。大きなものは種をとり、小さいのはそのままに。一つひとつひっくり返しながら虫食いがないかどうか丁寧にたしかめ、下ごしらえにたっぷり時間をかけました。夕食後に始め、出来上がったのは夜更けでした。大鍋からこぼれるほどいっぱいだったあの唐辛子は五分の一ぐらいの量になってやっと出来上がったのです。

 翌朝、「いかが?」と私。夫から「母ちゃんが作ったのかと思った。」と答えが返ってきたので、思わず私は「にんまり」嬉しい気持ちになりました。

 このことを、夫と二人で実家に行って母に伝えました。すると、母は満面の笑みを浮かべ「作り方をいつも見ていたからだね。」と言いました。

 子どもの頃を思い出すと、買ったものなど殆んどなく家で採れたもので母が食事の支度をしていました。ものを粗末にせず料理をしてくれていた母の姿が目に浮かびます。

 母の得意技の一つに「飴づくり」があります。子どもの頃、近所のお店で作っていたのを見よう見まねで作ったのだとか。その「飴」はウオーキングで少し疲れたときなど口に入れると絶妙な味がするのです。多くの人が喜ぶ母のヒット作です。私も母に教わりながら「飴づくり」はやっと覚えました。初めは簡単だと思いました。それは、材料と分量が分かれば誰でもできると思えるからです。ですが、コツは、弱火でじっくりと時間をかけて作ることがポイントでした。強火で焦がしたり、弱火でも柔らかすぎると歯にくっついたりしてなかなか上手くいきません。まだまだ免許皆伝とはいきません。

 母の味に近づくためには、もっと学ばねばならないことばかりの私です。その母、この秋、92歳、いまだ意気軒昂。私もがんばらなくちゃ。

 

 

 

ぶつぶつ

2018年08月18日 12:38
おすすめの1冊として伊藤詩織さんの「Black Box」を紹介させていただきました。  
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