~ We Love Sakai ~ 


境町の名産  レタスの話

2015年08月17日 10:37

 

茨城県のレタスは生産量が長野県に続いて全国2位だとか。

そして境町は都心から50km圏内にある身近な野菜供給基地である。レタスを中心として、ネギやトマト、カリフラワーなどが栽培されている。

生産者は、現在85名で、春・秋あわせてそれぞれ結球レタス148ヘクタール、非結球レタス63ヘクタールを作付けしている。 長年のレタス生産で確立されてきた栽培技術により、レタスの安定供給を行っている一方で、食の安全・安心がより求められるようになった昨今、平成21年度からはGAP※の取り組みが始まった。(茨城県農業総合センターHPより)

 町史だより「ふるさとの歴史」によると境町のレタスは昭和33年に金岡地区に住む「農業研究会」のメンバーがレタス生産を試みたが、東京市場での評価は良くはなかった。しかし、昭和34年伊勢湾台風の作物被害でのレタスの価格暴騰、東京市場からの立地条件、当初の出荷時は木箱だったのが軽い段ボールに代わったこと、食生活の洋風化、昭和40年に入って米軍用レタス特需などの影響で生産拡大した。

 今ではあたりまえにスーパーで売られているレタスだが、境町を代表する農産物になったのは先人たちの、そして現在の農家の方の苦労の賜物である。

 

農業生産工程管理(GAP:Good Agricultural Practice)とは、

農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められる点検項目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検及び評価を行うことによる持続的な改善活動。

—————

戻る